引き続き再現答案です。今回は事例Ⅱ

第1問

 強み:Z社との取引実績の存在,ハーブの効率的な栽培方法の確立,品質や安全性の追求姿勢。
 弱み:事業がZ社との取引に依存していること,ハーブとX島の知名度が大消費地で低いこと。
 機会:安眠効果のあるハーブが注目を集めていること,美しいX島の自然や伝統が存在すること。
 脅威:Z社との取引量が減少,ブランド刷新による製品製造中止の可能性,X島の活力低下。

 ※OT分析の結果からすると,成功要因(KSF)は安眠効果のあるハーブ関連製品への対応だと考え,SWをこのように整理しています。今見るとWのところはいまいちな感じもしますが・・・

第2問

 取引先をヘルスケアメーカーだけに絞るのではなく,ヘルスケアに関心の高い大都市圏在住の20歳代後半~50歳代女性という最終消費者にも自社ブランドで製品を提供することで経営リスクの低減を図るべき。

 ※ここは明確なやらかし。「ハーブYの乾燥粉末の新たな取引先企業を探している」という記載があるので,企業を書かないといけなかったと思います。内容としては,ターゲット層を,Z社製品のターゲット層と正反対の「男性・高齢・長寿や健康に関心がある」として,ヘルスケアメーカーや食品メーカー(お茶,調味料を製造しているところ)なんかを組み合わせることで経営リスクの低減を図るべき,という方向にすればよかったかな。

第3問の1

 新製品開発によって安眠に関心のある大都市圏在住の20歳代後半~50歳代女性という新市場開拓に成功した。

 ※自信がなくて「多角化戦略」というワードはいれられませんでした。予備校の模範解答では結論がかなり割れたようですが,多角化戦略で間違ってなかったかなと思います。製品としては,これまでの「ハーブの乾燥粉末」という原材料から,「寝る前に飲むハーブティー」という最終製品に変更されていますし,市場もヘルスケアメーカーから最終消費者と変更されているからです。

第3問の2

 悩みや困りごと,既存製品のレビュー等を送信してもらうことで顧客ニーズや既存製品の改良点を把握し,これらに対応することで顧客満足度を向上させ,関与度を向上させ関係性を強化してLTV向上を図るべき。

 ※これはわりとこんな感じであってたのではないかと思います。最後の方がちょっとぐちゃっとしてますが。

第4問

 ハーブの収穫体験やハーブを使用した食事の体験プログラムを立案することで,X島の魅力や伝統,B社の高品質かつ安全性を追求する姿勢を訴求し,関係性を強化することで再来訪を促し,X島の活性化を図る。

 ※これもわりとこんな感じであってたのではないかと思います。収穫や食事など,X島でしかできないことをやって良さをわかってもらい,ファンになってもらうイメージですね。休耕地も使えるということも盛り込めたらよりよかったような気がしますが字数制限があるのでこれくらいが限界。

得点(R3.2.28追記)

R3.2.22(猫の日)付けで得点開示がありました。

この答案の点数は52点です。