1 はじめに

 この記事は,弁護士のためのteams導入ガイドの続きです。必要であれば,前の記事からご覧ください。

2  民事裁判IT化模擬裁判を傍聴してみた感想

 今日,民事裁判IT化模擬裁判が開催されていましたので,参加してみました。

手続的な関係

 手続的には,いままで弁論準備手続としてやっていた部分を,書面による準備手続の協議期日(民事訴訟規則91条)としてウェブ会議で進行するという流れになっていました。

 また,和解が成立した場合には,受諾和解であっても一方当事者の出席が必要なこととの関係か(民事訴訟法264条),調停に付したうえで調停に代わる決定(17条決定)としていました。

(和解条項案の書面による受諾)
第264条 当事者が遠隔の地に居住していることその他の事由により出頭することが困難であると認められる場合において、その当事者があらかじめ裁判所又は受命裁判官若しくは受託裁判官から提示された和解条項案を受諾する旨の書面を提出し、他の当事者が口頭弁論等の期日に出頭してその和解条項案を受諾したときは、当事者間に和解が調ったものとみなす。

スペックとかの関係

 今回の模擬裁判では,代理人側で背景のぼかし(バックグラウンドブラー)を使っていましたが,それほど遅延することなく普通に会話できていました。記録等の映り込み等を考えると,背景のぼかしはなるべく使ったほうがよさそうですね。また,和解調書の作成などでは,SharePointからOnlineのWordを使っていたので,それなりのスペックが必要とされそうです。特にメモリ。

 途中,音声等が乱れた部分(代理人側の声が聞こえない・代理人側が聞こえていない)があったほか,画面の表示に若干の遅れが感じられましたが,これがPC側のスペックの問題なのか,裁判所側の回線の問題なのかはわかりません。

3 PCスペックを聞いてみた

 今回の模擬裁判で使用したPCのスペックを聞いてみたところ,CPU:Core i5-7200U(第7世代のインテルCore i5 プロセッサー)・メモリ8GB・OSはWindows10 64bitというところまでは判明しました。

 HDD/SSDの別や,グラフィックボードが搭載されているのか,オンボードなのかは不明です。後日教えてもらえたらまた追記したいと思います。

 今回の模擬裁判の感じからすれば,前回の記事でも書いていたとおり,CPUが最新のCorei5か少し古いcorei7とメモリが8GB〜くらいあれば対応できそうな感じです。

4 ちなみに

 ちなみに,「Microsoft Teams アプリのハードウェア要件」において,「背景ビデオのぼかし」を行うために必要とされている「高度なベクトル拡張機能 2 (AVX2) がサポートされているプロセッサ」については, Haswell(第4世代Intel Coreプロセッサ)以降のCPUなら大丈夫なようなので,新しいパソコンを買えば問題とならなさそうです。

 参考: https://ascii.jp/elem/000/000/728/728849/

5 インストールあれこれ

 Teamsのインストールは以下のページから。なお,すぐにある「無料でサインアップ」ではなく,もうすこし下に下って「Teams デスクトップ版をダウンロード」というところから,デスクトップ版をダウンロードしましょう。Online版では,使える機能が制限されてしまいます。

https://products.office.com/ja-jp/microsoft-teams/group-chat-software

 また,日弁連謹製のTeamsマニュアルは以下のページにあります(会員専用ページのため,要ログイン)。

https://www.nichibenren.jp/opencms/opencms/kaimujoho/juyokadai/minji_it/index.html

 ※なお,上記謹製マニュアルはインストール関係がわりと適当にはしょられているので,そこは頑張ってインストールにこぎつけてください。

 ※2前回の記事でも書きましたが,裁判に使うだけなら無料のアカウントでOKです。ただ,無料アカウントの場合,SharePointなどは使えませんので,事務所内で本格的に使おうと思ったら,有料のアカウントに切り替えていく必要があります。

6 行けそうなスペックのパソコン(随時追加)

 上記を踏まえて,安定のAmazonから,対応できそうなスペックのパソコン(Core i5,メモリ8GB,Windows10・64bit版)をピックアップしてみました。なお,実際のところは使ってみないとわかりませんので,あくまで参考にしていただき,購入は自己責任でお願いします!「買ってみたけど遅かった」とか言われても責任は持てません。

DELLのノートパソコン

DELLのノートパソコン。デフォルトではOfficeが入っていないので注意。

Corei5(10世代) メモリ8GB SSD256GB Officeなし

DELLのデスクトップソコン

 DELLのデスクトップパソコン。SSDでなく,HDDなので少し遅いかもしれない。

Corei5(9世代) メモリ8GB HDD1TB Office付き

ASUSのノートパソコン

ASUSのノートパソコン。デフォルトではOfficeなしなので注意。

Corei5(8世代) メモリ8GB SSD256GB Officeなし

LGのノートパソコン

LGのノートパソコン。デフォルトではOfficeなしなので注意

Corei5(8世代) メモリ8GB SSD256GB Officeなし

Lenovoのノートパソコン

Lenovoのノートパソコン。デフォルトはOfficeなし。

Corei5(8世代) メモリ8GB SSD256GB Officeなし

ASUSのノートパソコン

ASUSのノートパソコン。デフォルトはOfficeなし。グラフィックボードも搭載されているので,より安心?グラボがなくても行けそうな気がするが・・・時間があいたときに,ゲームとかもできるかも。

Corei5(9世代!) メモリ8GB SSD256GB Officeなし
グラフィックボード有り( NVIDIA GeForce GTX 1050 )

ASUSのハイスペックパソコン

 ASUSのハイスペックパソコン。Office入り。グラフィックボードこそないものの,CPUやメモリが強化されているので安心。ただし,画面は大きめで1,7キロぐらいある。

Corei7(8世代) メモリ16GB! SSD512GB Officeあり

富士通のノートパソコン

 富士通のノートパソコン。Office入り。国産がよろしければ。

Corei5(8世代) メモリ8GB SSD256GB Officeあり

マイクロソフトのSurface Pro 6(旧モデル)

 マイクロソフトのSurface Pro 6。これは専用カバーとと専用ペン付きの3点セット。2in1がお好みであれば。

 Corei5(8世代) メモリ8GB SSD256GB Officeあり

マイクロソフトのSurface Pro 7(2019年10月発売 最新モデル)

 上記の最新バージョン。これも専用カバーと専用ペン付きの3点セット。CPUが10世代になっているので,より高性能です。

 Corei5(10世代)! メモリ8GB SSD256GB Officeあり

ASUSのデスクトップパソコン

 ASUSのデスクトップパソコン。Officeあり?Officeのバージョンが書いてなかったので,Officeの搭載は不明です。

ヒューレット・パッカードのノートパソコン

 Corei5(10世代)! メモリ8GB SSD256GB Officeあり

 2019年12月2日に発売されたHPの最新ノートパソコン。タッチパネル対応で,タブレットとしても使いたいならこれ?Officeあり(なしも選べます。)。

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