0 はじめに

 新型コロナウイルス禍により、裁判や会議のオンライン化がずいぶん進みました。以前は弁護士会に集まっていた委員会も、今ではほとんどがオンライン開催です。Zoomやteams、webex等を利用して開催されるオンライン会議ですが、PCを利用して参加する関係で、PCに音声を入力・出力させるためにマイクやヘッドホンが必須です(※なお、ノートPCだと最初から内蔵されていることもあります)。
 これまでは、昔iPhoneに附属していたEarPods(アップル製だけあって性能がいい)を利用していたのですが、有線なので、少し離れたところの資料を取ったりするときにいちいち外さないといけないところなどが不満でした。
 そこで、今回、無線のヘッドセットをいくつか試してみましたので備忘を兼ねてご紹介いたします。

1 サンワダイレクト 400-BTMH013BK

 コールセンター向けのガチ仕様のこちら。頭に固定するため、多少の圧迫感がありますが、重量が軽いためそれほど気になりません。イヤーパッドも柔らかいので耳への負担は小さそうですが、長時間装着するとどうなんでしょうか。なお、充電スタンドが附属するので、使用しないときはここにセットしておけば勝手に充電されているというのがいいですね。
 ただ、ドライバーユニットが片側にしかついていないので当然ですが、音声はモノラルです。しかし、「ステレオで聞きたい会議」というものはまずないので、この点は特に問題にならないように思います。
 単一指向性マイク搭載で音声入力もしっかりしてそうなので、ちゃんとした無線のヘッドセットが欲しいという方はこれがいいのではないでしょうか。4500円くらい。

2 アイリスオーヤマ ネックスピーカー MKH-150N

 こちらは少し変わり種で、首にかけるタイプです。ドライバーユニットが両側に設置されているので、音声がステレオで聞けるのと、首かけ式なので頭部への圧迫感がまったくないのがポイント。さすがに上記ヘッドセットよりは少し重いですが、100グラムを切っているのである程度の時間装着したとしても体への負担はそれほどなさそうです。
 また、ここは評価がわかれるところかもしれませんが、電源のオンオフやバッテリー残量などの各種案内が全て日本語のため、無線のイヤホン・ヘッドホン初心者にはとっつきやすいかもしれません(ある日突然流暢な英語でbattery lowとか言わない。)。なお、充電はスピーカーにmicro-USBをぶっ刺して行います。
 ただ、首かけ式のため音が外に聞こえてしまう点と、マイクの入力が小さめである点には注意が必要です。通常のヘッドセットとは異なり、首のところから音を飛ばすので、装着者以外の人でもスピーカーに近づくと音声が聞きとれます。また、Wordのディクテーションでは特に問題ありませんでしたが、口元とマイクの位置が少し遠いためか、入力が少し小さいように感じます。なので、話すときは少し大きめの声で話さないと相手が聞き取りづらいかもしれません。
 とにかくリアル会議に近づけたいという方にはこれがいいのではないでしょうか。3800円くらい。

(参考)Wordのディクテーションによる検証結果

① テスト用の条文:民法1条
(基本原則)
第一条 私権は、公共の福祉に適合しなければならない。
2 権利の行使及び義務の履行は、信義に従い誠実に行わなければならない。
3 権利の濫用は、これを許さない。

②サンワダイレクト 400-BTMH013BKを使用した場合の結果
1回目:基本原則第一条 試験は公共の福祉に適合しなければならない 第二項権利の行使及び義務の履行は信義に従い誠実に行わなければならない第三号権利の乱用はこれを許さない
2回目:基本原則第一条試験は公共の福祉に適合しなければならない 第二項 権利の行使及び義務の履行は信義に従い誠実に行なわなければならない 第三項権利の乱用はこれを許さない

③アイリスオーヤマ ネックスピーカー MKH-150Nを使用した場合の結果
1回目:基本原則第一条試験は公共の福祉に適合しなければならない 第二項権利の行使及び義務の履行は信義に従い誠実に行わなければならない第三項権利の乱用はこれを許さない
2回目:基本原則第一条試験は公共の福祉に適合しなければならない第二項権利の行使及び義務の履行は信義に従い誠実に行わなければならない第三項権利の乱用はこれを許さない