今読んでみたい本と最近の日本の法曹界について

1 どんな本?

 ひっさびさに「刑事弁護オアシス」というサイトをのぞいていたら、こんな本が発売されていることを発見しました。

 マニアックすぎて市立図書館にはなかったのですが、環境の変化が生じ、いまだに個人事務所が中心の日本よりはるかに早く大規模法律事務所が中心になったアメリカの弁護士業界を調査し、分析した本らしいので、ぜひそのうち読みたいと思っています。

 とくに、第2章の「弁護士業務の性格変容」なんかは興味深いですね。

 なお、日本とアメリカとの大きな違いとして、日本には隣接士業として、司法書士等が存在します(アメリカに似たような職業があるのかは不明です)。なので、弁護士数については、単純にアメリカと比較することはできません。

2 日本の法曹界の状況

 ちなみに、現在日本の法曹界は、法科大学院制度が導入され、司法修習生に対する給費制度も廃止(今は一部復活中。)された結果、平成30年には、司法試験の志願者が5800人くらいしかいなくなってしまいました。

 私を含む給費制が廃止されている間の司法修習生は、「無給休みなしで借金300万して1年間修行してこい。バイトとか禁止な。ただし義務はいろいろ課すからちゃんと守れよ。」「あ、貸した300万回収するため、就職した後も毎年住所とか教えろよ。忘れたら一括返済な。」(要旨)と最高裁に言われていましたし、受験ルートも学部→ロースクールに行くしかなかったので、それにも生活費やら学費やらかかりました。

 法曹人口を増加させた結果、弁護士の所得も大幅に減ったらしいですし、そりゃ志願者減りますよね。 ただ、受験者のうち1500人が受かるので、法曹人口自体はまだまだ増加する見込みです。

 次に、他の外部環境について思いつくまま書いていくと、過払事件が終息して以降、事件数も減っているみたいなので、訴訟関連の市場は頭打ちか縮小傾向でしょう。 

公告についても、弁護士ドットコムのようなポータルサイトの進出でSEO対策の重要性が薄れているようです。 

最近は、リーガルテック事業者の参入等も生じているので、そのうち法曹の業務の一部の代替も進んでいくのかなという気もします。

・・・あれ、結構やばくないですか? 

3 まとめ

 このような厳し目な外部環境の変化を受けて、日本の法曹界はどう変化していくのでしょうか。

 日本でもそのうちアンビュランスチェイサーが誕生したり、組織化された大規模法律事務所しか生き残れないような状況になっていくんですかね?

  本を読んだらまた記事を書きたいと思います。今回はとりあえずここまで。

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